GoGlobalの知見を集約した著書『リモートワークの最前線』が発売中

Sachi Watanabe and Kohei Okimuro holding their newly published book 'The Forefront of Remote Work'

リモートワークの最前線』: GoGlobalの代表取締役 渡辺さちと、沖室晃平の共著で、海外進出の際に直面する問題を取り上げた書籍『リモートワークの最前線』が発売されました。

法律や労務、税務の面倒な手続きなど、海外進出には困難がつきものです。 本書では、海外拠点の設立やEOR(Employer of Record)採用による完全リモートワークの実現など、渡辺と沖室がその課題を克服するためのヒントをふんだんに盛り込みました。

また、弊社GoGlobalのみならず、ビジネスパートナーとして関わったNRI America社、Melody International社、Paidy社(現Paypal傘下)での実体験と実践的な実例から、リモートワークをうまく活用して海外展開をする方法をご紹介しています。

本書の発売を記念して、渡辺と沖室に話を聞きました。

タイトルに込められた想いとは?

沖室: 『リモートワーク最前線』というタイトルは、”リモートワークを通じてグローバルにビジネスを展開するための革新的な方法を探る“というメインテーマを反映しています。

また、本書にはリモートワークやグローバル展開を成功させてきた経験豊富なプロフェッショナルによる、実践的なアドバイスや洞察が盛り込まれています。 急速に進化するこの分野の最前線に焦点を当てることで、デジタル時代を生き抜こうとする企業にとって価値あるガイダンスとインスピレーションを提供したいと考えました。

渡辺: EORプロバイダーは、さまざまな国で従業員を雇用し管理するための法律面、管理面、コンプライアンス面すべての側面をカバーするため、企業がグローバルに事業を展開し、完全なリモートワークの従業員を雇用することが容易になります。

リモートワークの台頭やグローバル人材への需要の高まりを受け、EORサービスが最前線にあることは間違いありません。 従来の海外進出に伴うリスクやコストを最小限に抑えながら、海外進出を目指す企業にとって、この業界の専門家は欠かせない存在となっているのです。

想定読者層はどのような方々でしょうか?

渡辺: 本書はグローバル展開やリモートワークに関心のある方を主な対象としています。 人事担当者や企業経営者、クロスボーダー採用に携わる人などです。

本書執筆をするにあたって、どのようなリサーチを行い、またトピックはどのように決めましたか?

渡辺: 本書の執筆にあたり、リモートワークやEOR採用に関する正確で最新の情報を提供することを目指しました。

リモートワークやEORの分野で活躍する多数の専門家を取材したほか、GoGlobalのみならず、NRI America社、Melody International社、Paidy社の代表にも取材しました。 これらの企業は、リモートワークや海外展開のさまざまなアプローチを紹介する事例として取り上げさせて頂きました。

沖室 : 市場調査や業界動向の分析を行い、どのようなトピックが読者にとって最も適切で有益であるかを調査しました。

私たちの目標は、リモートワークによる海外進出を成功させるために、実践的で実用的な洞察を提供することでした。

本書執筆で一番苦労した点は? またそれをどのように克服しましたか?

沖室 : 本書の執筆にあたり、私たちが直面した大きな課題のひとつは、複雑な情報を多くの読者が理解できるような明確で簡潔な表現に落とし込むことでした。 EORでの雇用やリモートワークのさまざまな側面についての詳細情報を提供したいと思いましたが、読みやすく理解しやすい本にすることも重要だと認識しています。

この課題を克服するために言葉を簡略化し、技術的な概念をわかりやすく分解することに努めました。 また、重要なコンセプトを説明し実践的で実用的なアドバイスを提供するために、本書の随所に実例を盛り込みました。

渡辺: もうひとつの課題は、最新の法律や規制を反映させることでした。 特にリモートワークに関する雇用法や規制は常に進化しているため、読者が信頼できる正確な情報を提供することに気を使いました。

この課題に対処するため継続的に調査を行いつつ、法律や規制の状況の変化を反映させるために定期的に本を見直し更新しました。 また、同僚や業界の専門家からフィードバックをもらい、提供する情報が最新かつ適切であることを確認することができました。

本書の執筆を通じて得られた知見をもとに、リモートワークやEOR雇用でグローバル展開を強化しようとする企業の方々へアドバイスをお願いします。

沖室: 私たちがまずアドバイスしたいことは、戦略的に取り組むことの重要さです。 グローバル展開に乗り出す前に、リモートワークやEOR雇用のメリットとリスクについて、時間をかけて調査・判断することです。 これには、対象国の法律や規制の枠組み、文化的・物流的な課題などを理解することも含まれます。

またリモートチームを管理するために、わかりやすいコミュニケーション手段とプロセスを確立することが特に大切です。 その為には、リモートでの連携をサポートするための適切なテクノロジーとインフラに投資する必要があります。

渡辺: 最後に、このプロセスを成功させた他の企業の事例から学んでください。 本書で紹介した4社は、リモートワークとEOR採用がグローバル展開にどのように活用できるかを示す優れた事例です。

明確な計画と学習・適応の意欲を持ってグローバル展開に取り組むことで、企業は急速に変化する今日のビジネス環境において成功を収めることができるのです。

EOR採用によるグローバル展開とリモートワーク戦略の強化については、 『リモートワーク最前線』 (現在日本語版のみ)をご覧いただくか、 お問い合わせよりお気軽にご連絡ください。