GoGlobalがウクライナで事業を開始。新規開拓地域の可能性を引き出すための知見を専門家が共有

GoGlobalは、人を第一に考えた海外雇用代行(EOR)サービスをウクライナで開始しました。

ウクライナは、特にIT、農業、製造業、インフラ整備の面で、高い可能性と独自のビジネスチャンスを持つ国です。 深刻な危険と苦難をもたらす戦争が続く中、私たちはウクライナの人々の強さと回復力に感銘を受けています。 私たちは、ウクライナと、ウクライナが提供する投資と拡大の機会を信じています。

当社の現地専門家チームは、この国独自の投資機会の把握から、規制遵守要件、人事手続き、文化的なニュアンスまで、ウクライナ市場でのビジネスを開拓するお手伝いができます。

世界各地から集まった私たちのチームメンバーは、この困難な時期に、国の経済と活力ある労働力に投資するお客様をサポートできることを光栄に思っています。 今回の発表を通じて、より多くの企業がウクライナの持つ計り知れない可能性に気づくきっかけになればと願っています。

このたび、ウクライナでの事業開始にあたり、 クライアント・ソリューションズ担当アソシエイト・ディレクターの ヴァレリア・ティアヴロフスカイア(Valeriya Tiavlovskaia)と、エグゼクティブ・ディレクターのクルト・フォン・ムーアKurt von Moos)による特別なQ&Aセッションをご用意しました。 本インタビューでは、ウクライナ市場への進出や雇用を検討されている企業様からよく寄せられる質問にお答えしながら、ウクライナ市場に関する見識や専門知識をお伝えしていきます。

ウクライナでの事業拡大や雇用の機会について、ユニークな点を教えてください。

ヴァレリア:近年、ウクライナはIT企業のアウトソーシングの拠点として、ソフトウェア開発およびITサービスの主要な地域としての地位を確立しています。 
ウクライナ国立銀行
のデータによると、戦争中にもかかわらず、2022年の上半期にIT産業の輸出収入が実際に前年同期比23%増加し、37億4000万ドルに達しました。

クルト・フォン・ムース戦争が起きていても、ウクライナのIT人材充実しています。ウクライナには高い教育を受けた熟練労働者がおり、多くのIT専門家がコンピュータ・サイエンスや関連分野の上級学位を取得しています。 また、科学と工学の伝統が強い国であるため、高い技能を持つ開発者、エンジニア、その他のIT専門家の人材が多く育っています。

戦争中にも関わらず、なぜ多国籍企業(MNC)はウクライナへの進出や雇用を検討する必要があるのでしょうか?

ヴァレリアウクライナ東部の紛争は懸念材料ですが、同国の大部分は安定しており、外国企業が投資や雇用を行う上で安全であることに注目してください。 また、ウクライナ政府は外国人投資家に対して、減税、助成金、補助金など、さまざまな優遇策を提供しています。 これらのインセンティブは、ウクライナでの事業設立の初期コストを削減し、継続的な事業運営を支援するものです。

クルトまた、企業がウクライナへの進出や雇用を検討する理由として、支援という意味合いもあります。 もちろん、戦争は地域経済にも市民にも大きな打撃を与えました。だからこそ 多国籍企業が地元経済を活性化させ、ウクライナの労働者に新たな機会を提供することは、最も効果的な支援の一つとなるのです。

ウクライナで雇用するメリットは何でしょうか?

クルトウクライナの労働力には、多くのメリットがあります。

  • 競争力のあるコストウクライナは他のヨーロッパ諸国と比較して費用対効果が高く、多国籍企業の雇用や進出の拠点として魅力的な場所であることが大きく影響しています。 例えば
    ウクライナのITサービスのコスト
    は、欧米各国のの半分以下の場合もあります。
  • 良好な事業環境ウクライナは近年、官僚主義や汚職の削減、規制の合理化、起業家精神の支援策など、ビジネス環境の改善に大きな進展がありました。 これにより、IT企業がウクライナで活動し、投資するための環境が整っています。
  • 政府の支援ウクライナ政府は、イノベーションと技術移転の促進、トレーニングの提供、同分野のスタートアップ企業や中小企業の成長支援を目的としたイニシアティブなど、IT 産業の発展を支援する取り組みも行っています。

ITセクター以外で、多国籍企業にとって特に魅力的な投資提案がある産業はありますか?

ヴァレリア:その他、ウクライナで投資が活発な分野は以下の通りです。

  • 農業肥沃な土壌と恵まれた気候で、農業に適した国として知られています。 農業はウクライナの経済に大きく貢献しています。 農業への投資は、近代的な農業技術の開発を支え、生産性を向上させ、農作物や食品の主要輸出国になるための一助となります。
  • インフラストラクチャー:ウクライナは特に交通、エネルギー、通信の分野で大きなインフラ需要を抱えています。 これらの分野への投資は、交通の便を向上させ、モノや人の移動を容易にすることができます。 これにより、ウクライナでのビジネスが根本的にやりやすくなります。
  • 製造ウクライナは、熟練した労働力と高品質の製品を生産してきた歴史があり、強力な製造基盤を有しています。 製造業への投資は、生産設備の近代化、新技術の導入、生産能力の拡大などに役立ちます。 これにより、新たな雇用が創出され、経済成長が期待できます。

人材についてはいかがでしょうか?多くの人が国外に逃亡したとの見方もあります。

ヴァレリア一般的に、ウクライナの労働力は高い教育水準にあり、スキルも高く、コストパフォーマンスに優れています。 戦争が起こっていても、人々は働き、生計を立て、家族を養っています。

クルト多くの人が逃げ出したのは事実ですが、多くの人が戻ってきて、現在も生活を続けています。 また、男性の多くは戦況を理由に国外へ出ることを許可されていません。

今、ウクライナに進出する際に、企業に知っておいてほしいことは何でしょうか?

ヴァレリア ウクライナは潜在的な可能性を秘めた土地であり、チャンスも多く眠っています。 高度な教育を受けた熟練労働者、良好なビジネス環境、ヨーロッパとアジアの交差点という戦略的立地から、事業の拡大や新規市場への参入を目指す企業にとって、最適な進出先といえるでしょう。

クルト農業、製造業、情報技術産業は、成長と発展のための計り知れない可能性を秘めています。 同時に、政府が改革と近代化に取り組むことで、外国からの投資を歓迎するビジネスフレンドリーな環境も整いました。

戦争は続いていますが、チャンスは健在です。

このような困難な時期にウクライナに投資することは、企業の将来にとって他社にはない独自のポジションを得ることにつながります。ウクライナについての詳細は、ウクライナのスポットライトを ご覧ください。また、ウクライナのHRにについてまたは お問い合わせよりご連絡ください。